筆者が食品ロスについて調べようと思ったきっかけは、もともと食べることが好きだったという身近な理由からでした。食を通してSDGsとの関わりについて考えた際、最初に思い浮かんだのが食品ロスの問題です。調べを進める中で、食品ロスは食べ物を無駄にするだけでなく、CO₂の排出や資源の浪費など、環境にも大きな影響を与えていることを知りました。こうしたことから、食品ロスと環境問題との関係に興味を持ち、食品ロスと環境問題について調べてみました。
1.食品ロスの現状/食品ロスが与える影響とは?
<社会課題>
- 食品ロスの焼却処理により、多くの温室効果ガスが排出され、地球温暖化を促進してしまっている。
- 発生する原因として、生産過程で発生する食品の欠損、形や重量などが基準に満たない規格外品ができること。また、食品の過剰な仕入れや納品期限の超過などが影響していることが挙げられる。
- また、食品ロスは一般的に焼却処理されることが多く、その過程でメタンガスが発生する。このメタンガスはCO2の約25倍もの温室効果があるため、地球温暖化を加速している。
2.食品ロス削減への第一歩 食の支援を届ける仕組み
<解決事例>
- セブン&アイホールディングスでは食品廃棄物を削減するためには、発生自体を抑制する取り組みが重要だと捉えている。
- セブン-イレブン・ジャパンでは、閉店・改装時に余剰となった加工食品のフードバンク団体への寄付を2017年から開始する。(支援団体・施設に分配されている)
- 課題として、フードバンクでは、活動規模によって寄贈される食品の種類や数量を食の支援を必要とする人と適切にマッチングすることが課題として挙げられる。
3.需要予測システムの導入/AIとの付き合い方
<企業展望>
- 近年の物価高騰により企業や個人が寄付に充てられる余裕が減少している一方で、食料支援を必要とする 世帯は増加しており、需要と供給のバランスが崩れている
- この課題を解決するためには企業や家庭で廃棄される「まだ食べられる食品」が適切に回収•管理され フードバンク活動を通じて有効活用することが重要である。
- AIの需要予測システムの導入による在庫の適正化を実現していく中で、発生してしまう廃棄食品と支援を求めるユーザーの受取ニーズをAIで分析・マッチングしていくことが食品ロスの削減につながると考えられる。
レポートのダウンロード



※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。