筆者は昨年世間で話題になった熊被害のニュースについて、SDGsに関係しているのかと疑問を持ち調べ出すことにしました。
1.熊の出没被害と捕獲増加により 森に影響を与えている
<社会課題>
- 熊の出没数、被害数、駆除数が増えているのは熊が増えたというより森の熊の生息地の減少が影響しているのである。
- 温暖化によりドングリの豊作と凶作の間隔が短くなり、ドングリの全体としての量が増え、そのためにクマの出産間隔が短くなり、クマが増えやすくなるのである。近頃はブナなどのドングリ類の凶作が広範囲で起きており、山中のエサ不足が町に出る熊の出没増加につながっているのである。
- 熊は森林生態系における頂点捕食者であり、食物連鎖のバランスを保つ上で重要な役割を果たしており熊が減少すると、種子の散布や魚の捕食など、生態系の多様性を維持するための自然なメカニズムが失われ、森林の更新速度が低下する可能性がある。また、熊が減少することで、シカやイノシシなどの草食動物が増えすぎて生態系のバランスが崩れ、農作物への被害や土砂災害のリスクが高まるのである
2.野生動物と共存する法制度
<解決事例>
- 一般財団法人 日本熊森協会
- 奥山広葉樹林化運動により、熊たちがつくる水源の森を取り戻す活動。自然保護団体の委員として行政会議で意見。
- 今は捕殺中心に予算をあてられているが、捕殺ではなく、クマと人が棲み分け、共存できるようにするための対策支援にこそ予算をつけるべきである。捕殺中心から被害防除と奥山餌場再生、棲み分けに重点を移して、何よりも人身事故を減らし、徹底した棲み分け共存を取り戻す対策が必要である
3.適切な捕獲と「人と熊のすみ分け」の徹底
<企業展望>
- もっと多くの自然保護団体の意見を行政に届け、一人ひとりが向き合わなければいけないのである。
- 熊との共生は、行政や専門家だけの課題でなく、私たち一人ひとりが知識を付けマナーを理解し、支援をすることである。
- 昨今の熊被害の問題について本質を見極め、熊が減少した際の影響をもっと人々に伝えなければいけないのである。
- 熊の出没情報や生態に関する知識を住民と共有し、被害に遭わないための行動を促すことが重要であり、自治体は様々な媒体を活用し継続的な注意喚起と啓発活動を行う必要がある。
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