学生時代、所属していたサッカー部の活動の一環として、
部員が使わなくなった服や靴などのスポーツ用品を集め、寄付を行う取り組みに参加した。
その中で、まだ十分に使用できるにもかかわらず、
「役目を終えた」として処分されてしまうスポーツ用品が数多く存在することを知り、違和感を覚えた。
一方で現実には、用具や環境の違いによって、スポーツに触れる機会そのものが限られている子どもたちも少なくない。
このテーマが、経済的背景に左右されずにスポーツを楽しめる社会とは何かを、 読者一人ひとりが考えるきっかけとなれば幸いである。
1.世界の格差
<社会課題>
- 世界では依然として極度の貧困状態にある人々が存在し約半数が子どもである。そして約3分の2がサハラ砂漠以南のアフリカに住む子どもたちで、健全な発育や将来の就業機会が妨げられている。
- 経済格差の固定化、紛争・災害、社会保障制度の不備、教育機会の欠如などが複合的に絡み、貧困からの脱却が難しい構造になっている。
- 子どもの社会的孤立や、犯罪・搾取への巻き込まれ、スポーツ等の文化活動から排除されることにより、自尊感情やコミュニティ参加力が低下し、世代間貧困の連鎖が継続する。
2.リユースと寄付を組み合わせ”スポーツをつなぐ”
<解決事例>
- アジアリサイクル貢献活動は、2013年よりタイを中心にアジアの恵まれない子どもたちや障害者施設に寄付を行っている。
- 「スポーツ用品」「着なくなった服」「子どものおもちゃ」などアジアの方たちへお届けするお手伝いをし、あわせて販売を通じた寄付金の創出や現地での食料品の提供などの活動を行っている。
- 多くの寄付活動は単発的・イメージ依存型で、資金が一時的に集中しても継続性を保てない。寄付者側の透明性への不安や、成果が見えにくいことも参画の壁となっている。
3.仕組化、見える化を進める
<企業展望>
- 寄付をPR要素として扱いがちであったり、成果の可視化が難しいなど、様々な原因が複雑に入り組みあっている。
- スポーツ用品を循環させ、経済状況にかかわらず誰もがスポーツを楽しめる社会が理想である。
- 企業・団体はスポーツ用品の回収・再利用のデータや写真をインスタグラムやHPで発信し、見える化を進めることで、寄付する側も運営する側も継続的に活動できる仕組みをつくる。
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